メガネをかけてるからって勉強のしすぎじゃないから

娘の小学校の運動会は、毎年この時期に行われる。体育の日より少しずれていることで、幼稚園、中学など、他の兄弟の運動会とバッティングするがなく、多くの家庭でありがたがられている。我が家も昨年までは不満はなかったのだが、受験を控えた今年は、最終学年も残りあとわずかになり、入試が近づき寒くなってからの運動会は少し不満に感じることも多い。怪我や風邪をひかれるのは困るし、運動会の練習と称して下校が遅くなることが何よりも困る。塾に遅刻してしまうからだ。それに娘は運動会で活躍することはほぼない。運動は苦手だし、お勉強だけが取り柄のような娘なのだ。

当日はよく晴れ、心配だった騎馬戦もトラブルや怪我はなく無事に終わった。最後は選抜メンバーによる対抗リレーだ。我が子は出ないので、逆に安心して応援することができる。第1走目の順位でだいたいのレース運びがわかる。今年は白が優勢か。ところが中学年の子たちが頑張って、赤もかなり順位をあげてきた。

いよいよ最終レースで、アンカーのたすきをかけた男子が並ぶ。なんと追い上げを見せていた紅組のアンカーは色白のメガネ君。彼は確か、娘と同じ塾の男の子だ。彼は最上位クラスにいる勉強がすごくできる子なのだ。ダメだ、赤組は2位どまりか。

ところが私たちの予想に反して、その男子は最後の最後にトップの走者を抜いた。リレーの優勝は赤組だった。帰宅して娘にリレーの話を振ると、塾ですごく勉強のできる彼は、勉強だけじゃなくて足も速いのだと教えてくれた。勉強もガリ勉タイプではなく、最初からできる子なのだという。メガネをかけているから足は速くないだろうというのは、私たちの偏見だったことを反省した。